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2012年01月18日

17日の「評価書」関連報道

1月17日の「評価書」関連報道です。

沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2012-01-17_28608/

名護市議会、評価書提出で防衛局に抗議

名護市議会の比嘉祐一議長らは16日、米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた環境影響評価書を県民総意を無視して県に提出したとして、沖縄防衛局に抗議した。市議団は年末未明の提出手法などを厳しく指摘し、評価書の撤回を要求。対応した及川博之次長は「県庁での阻止行動などを勘案し、混乱を避けるため、防衛相の判断であの提出方法になった。一刻も早く普天間の危険除去するために必要だ」などと述べ、応じなかった。

 市議らは「『県民の理解を得る』と言いながら、全く得ようとしていない。評価書は知事しか意見が言えないので、公聴会を開いてほしい」と要求。及川次長は「さまざまなかたちで、意見を拝聴させてほしい」と述べるにとどめた。

 その後、比嘉議長らは県庁に下地寛環境生活部長を訪ね、普天間飛行場移設に向けた環境影響評価(アセスメント)の評価書を早急に公開し、県民の意見を知事意見に反映させるよう求める意見書を手渡した。下地部長は、法や条例では評価書段階で住民意見を募る手続きがないことを説明した上で「何らかの形で意見を反映したい」と話し、19日に開かれるアセス審査会で方法を検討する姿勢を示した。


琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-186360-storytopic-9.html

「年内着工」発言 政府の思惑露呈 2012年1月17日

防衛相、官僚説明を「正直」に

 「正直ベース」(妻の田中真紀子衆院外務委員長)の田中直紀新防衛相が、15日のNHK番組で「(辺野古埋め立ての)年内着工」という防衛官僚によるブリーフ(説明)の内容をそのまま表に出した。政府内で“暗黙の了解”になっている埋め立て申請と埋め立て工事着工を目指す時期が、防衛官僚の予期せぬ形で田中氏の発言によって表面化し、県内の反発と政府内の困惑が広がった。
17日の「評価書」関連報道
 年内着工は普天間問題の具体的進展という対米公約の肝の部分。だが、移設のスケジュールは県民に隠されており、「沖縄を刺激しないように進めたい」(政府関係者)という政府の思惑がにじむ。
 防衛省内には北沢俊美元防衛相の“遺言”と言われる指示がある。「普天間は来年(2012年)動かせ」という発言だ。米議会からの辺野古移設見直しを迫られる米政府からの圧力にさらされる中、11年末に評価書提出を強行。今年も省内のスケジュール通りに今年6月に「埋め立て承認申請」を出し、11月末ごろに知事の承認を取り付けた上で「年内着工」を目指す段取りを描いていた。
 沖縄側が県外移設要求を強め、ここに来て田中氏がスケジュールを漏らしたことで、官邸や防衛省は県の反発を避けるため火消しに追われた。16日の田中氏の会見後、防衛省職員が「(着工までに)スケジュールはない」と、報道陣に説明する場面もあった。
 在京大手メディアは田中氏の発言を「素人」「沖縄が反発している」と政局に絡めて報じる色合いが濃い。「合意は大前提だが、(米側と)詳細にわたって相談することは別に問題ない」と見直しを示唆するかのような田中氏の発言はほとんど報道されず、防衛官僚の思惑に沿った「県内移設か固定化」の構図が喧伝(けんでん)されつつある。
 防衛省幹部の一人は「あくまで手順の説明だった。だが、政治家は指導力で決断しなければならない時があるはずだ」と話した。年内着工に向け、田中氏に決断を促す官僚側の包囲網が強まりそうだ。
(松堂秀樹)


NHK沖縄放送局
http://www.nhk.or.jp/okinawa/lnews/5095333011.html

埋め立てで海に濁りも

普天間基地の名護市辺野古への移設計画に伴う環境影響評価書によりますと、国は、埋め立て工事にともなって最大で2キロ沖合まで海の中が濁ったりするなどと予測していて、汚れが広がらないよう膜を設置するなど対策を行うとしています。
防衛省が先に沖縄県に提出した環境影響評価書によりますと、国は、名護市辺野古の沖合を埋め立てる事で周辺の海域にどのような影響が発生するかについて、潮の干満や付近にある土砂の性質などをもとに予測しました。
その結果、「水の濁りは施設の南側の護岸から最大で2キロ沖合まで拡散するほか、雨が降った際には工事の現場周辺で場所によっては土砂が積もる」としています。このため対策として、工事現場を囲むように海の中に膜などを設置して、濁りが広がらないようにするほか、先に代替施設の護岸を造った上で、その後、護岸の中を埋め立てるとしています。
また、埋め立てに使う石については、付着している土をあらかじめ、洗い流しておくなどとしていて、評価書ではこうした対策で海の環境への影響が最大限、回避・低減出来るとしています。
01月17日 19時44分


こちらは昨日の記事ですが…

OTV
http://www.otv.co.jp/news/index.html
環境影響評価書 知事意見 反対意見ふまえ策定を

 普天間基地の移設にむけた国の環境影響評価書をめぐり、名護市議会はきょう県に対し評価書を慎重に審査する事などを求める意見書を提出しました。
17日の「評価書」関連報道
 名護市議会・比嘉祐一議長:「(普天間飛行場の)県外・国外への移設を望み、埋め立てを認めぬ県民の意見を広く取り入れ知事意見に反映させる事を求める」またこの席で名護市議会の代表は「名護市は新たな基地建設に反対しておりこれを踏まえて知事意見を策定して欲しい」と要請しました。県環境生活部・下地寛部長:「(方法書や準備書など)様々な問題についてかなり厳しい意見を我々としては言っているつもりです」「審査会の中で知事意見をしっかり知事意見を作っていく」要請に対し県環境生活部の下地部長はこのように述べ、今月19日の環境影響評価審査会で県外移設を求める知事の意見を反映させる考えを示しました。この後名護市議会は事業者の沖縄防衛局を訪ね環境影響評価書の県への提出は県民の総意を無視したとして抗議しました。


RBC
http://www.rbc.co.jp/rnews.php?itemid=37153
名護市議会 評価書提出に抗議
更新日: 1月16日月曜日
 普天間基地の辺野古移設に向けた環境影響評価書が県に提出されたことに対して先週、抗議決議を可決した名護市議会の議員団が16日午後、沖縄防衛局を訪れ、直接、抗議しました。
 沖縄防衛局を訪れたのは名護市議会の軍特委のメンバーなど15人です。
 議員は、沖縄防衛局の及川博之次長と面談し、辺野古移設に向けた環境影響評価書を年末の未明に県庁の守衛室に持ち込んだことについて「前代未聞の暴挙」として強く抗議しました。
 これに対して及川次長は「県庁出入り口付近で市民団体による提出阻止行動があり無用の混乱を避けるためにやむを得ず時間外に搬入した」とこれまでの釈明を繰り返しました。
 また、議会側が環境影響評価書を公表するよう求めたことに対して及川次長は、「公表する方向で前向きに検討したい」と述べるに留まっています。
◆ニュース映像



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