てぃーだブログ › 辺野古アセス「評価書」 監視日誌

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Posted by TI-DA at

2012年06月16日

防衛省有識者研究会について

長いこと記事更新をお休みしていたあいだに、防衛省がもうけた、評価書補正のための「有識者研究会」。
くわしくは、沖縄生物多様性市民ネットのブログ記事をごらんくださいませ。

沖縄・生物多様性市民ネットのブログ

<辺野古アセス>評価書補正に係わる 「有識者研究会」
2012年05月04日
 *9団体による「有識者研究会」のあり方に対する要望書」の内容、防衛省の回答、第1回の研究会を受けての日本自然保護協会のコメントなど


<辺野古アセス>有識者研究会1回目資料アップ/2回目開催
2012年06月07日
 *防衛省サイトの当該研究会の情報ページや、有識者研究会のために防衛省が作った資料へのリンクなどがあります

<辺野古アセス>有識者研究会と防衛省に要請書提出
2012年06月08日  

Posted by クイナ2号 at 01:26Comments(0)防衛省有識者研究会

2012年06月16日

防衛省の有識者研究会、辺野古を視察

本日、防衛省が設けた「有識者研究会」(沖縄県知事の辺野古アセス評価書への知事意見を受けて、評価書補正するために、9名の専門家を集めた研究会)が、辺野古現地を視察したもよう。
QABが報道してくれています。

QAB琉球朝日放送
2012年6月15日 18時32分
環境アセス有識者研究会 海から辺野古視察

普天間基地の辺野古移設に向けた環境影響評価書について、評価書の補正に関わる、防衛省の「有識者研究会」のメンバーが、15日、移設予定地を視察しました。

有識者研究会は、知事意見が出された、辺野古移設の評価書について、専門的な観点から防衛大臣に助言するため、大学教授ら9人で構成されているものです。

15日はそのうち6人が辺野古を訪れ、防衛省の職員らと、船に乗って、建設予定地の海域や、サンゴ礁、ジュゴンの食み跡のある場所などを視察しました。

研究会の中村座長は、研究会はあくまで防衛大臣への助言機関であるとして今回の視察で知事意見補正に向けた具体的な感想などを述べることはありませんでした。

環境保護団体などは研究会の公開などを求めていますが、非公開のまま2回が終了し答申を出す予定もないということです。
  


Posted by クイナ2号 at 01:10Comments(0)防衛省有識者研究会

2012年06月16日

オスプレイ配備の環境レビューをレビューする

ブログ「合意してないプロジェクト」さんが、環境レビューの原典(英語版)にとり組んで、大事な情報をいろいろ抽出されています。
ぜひ! 訪ねてみてくださいね。

ブログ 合意してないプロジェクト
MV-22沖縄配備を狙った環境レビュー、読んだ。
投稿者 GP 2012-06-15 時刻: 3:24

1000ページもあるという環境レビュー。サイズを測るのにタバコは定番ということで、置いてみました。あ、両面印刷です、ちなみに。

Final Environmental Review for Basing MV-22 at MCAS Futenma and Operating in Japan (April 2012).
「MV-22の普天間飛行場配備と日本における運用のための環境レビュー最終版(2012年4月)」

オキボ局>企画部> にあります。http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/kikaku/kankyourebyu.html
  


Posted by クイナ2号 at 00:55Comments(0)オスプレイ環境レビュー

2012年06月14日

防衛省から、県と宜野湾市への回答

在沖米海兵隊の環境レビューを「踏まえて」、防衛省は6月13日、沖縄県と宜野湾市から質問を受けていたMV22オスプレイについて、回答しました。
この文書も、沖縄防衛局企画部のサイトにアップされています。

沖縄防衛局企画部>企画部からのお知らせ
[2012.06.13] MV-22オスプレイ配備に係る沖縄県及び宜野湾市への三次回答

MV-22オスプレイ配備について(回答)

 知基第190号・宜基渉第18号(平成23年6月24日)により照会された標記について、防防日第10359号(平成23年8月29日)及び防防日第15061号(平成23年12月19日)により回答したところですが、米国政府から環境レビューの結果が示されたことを踏まえ、別紙のとおり補足的に回答します。  


Posted by クイナ2号 at 04:22Comments(0)オスプレイ環境レビュー

2012年06月14日

2012年06月14日

2012年06月14日

防衛省、県にオスプレイ配備の環境レビューを報告

6月13日、防衛省は沖縄県に、オスプレイの沖縄配備で生じる環境審査by在沖海兵隊、を報告しました。

以下、地元紙の報道です。

琉球新報
「環境への影響ない」 防衛省が米実施の審査書説明 オスプレイ
防衛省は13日、県庁に担当職員を派遣し、又吉進知事公室長に米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備に向け、在沖海兵隊が実施した環境審査(レビュー)書と、防衛省が作成したオスプレイのパンフレットを手渡した。
 同省職員は環境審査の結果について「結論として沖縄の配備、運用で重大な環境への影響はないと記載されている」などと説明。又吉知事公室長は「この機種については開発初期にいくつか事故があり、人命が損なわれた。県がいただいている情報の範囲では県民が大変不安を抱いており、県としては基本的に反対している」と伝えた。環境審査書については「時間を掛けて説明を聞いて、県民の不安を払拭(ふっしょく)するか判断させていただきたい」と述べた。


琉球新報
伊江島で訓練年2500回 本島全域で運用 オスプレイ配備

沖縄タイムス
オスプレイ「重大な環境影響なし」防衛省説明
 防衛省は、審査結果を含め米側から提供を受けたデータを網羅した冊子を作り、県に手渡した。
 県の又吉進知事公室長は「現在県がもらっている情報の範囲では県民が不安を抱いており、県としては反対だ」と述べ、審査結果を含めて防衛省から提供された資料を精査する姿勢を示した。
  


Posted by クイナ2号 at 03:27Comments(0)オスプレイ環境レビュー

2012年02月08日

沖縄県環境影響評価審査会の答申(文書)

沖縄県 環境政策課のHPに、審査会の答申文書がアップされました。

リンク先からお読みください。

沖縄県 環境政策課HP
審査会答申一覧(PDF)
No.68 H24.2.8 普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書の審査について(118KB)
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/14905/futenmadaitai-hyoukasho-tousin.pdf

(前文の抜粋です)



普天間飛行場代替施設建設事業の実施に係る環境影響について、事業者である国は、評価 書の総合評価において「実行可能な範囲で最大限の環境保全措置を講じることとした結果、 事業実施区域周辺に及ぼす影響はやむを得ず出るものの、その影響の程度及び範囲は評価の 基準とした各種指標の中に概ね収まっており、事業の実施に際して、環境保全上、特段の支 障は生じない」としているが、別紙の理由により、名護市辺野古沿岸域を事業実施区域とす る当該事業は、環境の保全上重大な問題があると考えられ、評価書で示された環境保全措置 等では、事業実施区域周辺域の生活環境及び自然環境の保全を図ることは、不可能と考える。
  


Posted by クイナ2号 at 18:34Comments(0)審査会情報

2012年02月08日

琉球新報電子版速報

琉球新報の電子版で速報が出ました!

琉球新報
2月8日「「自然環境保全は不可能」 県環境影響評価審が答申」

 名護市辺野古への米軍普天間代替基地建設に向けた環境影響評価(アセスメント)評価書の審議を終えた県環境影響評価審査会の宮城邦治会長(沖縄国際大学教授)は8日、県庁で下地寛環境生活部長に答申した。 答申では、大規模埋め立てや軍事飛行場建設・供用がもたらす環境への影響が計り知れず「評価書で示された環境保全措置等では、事業実施区域周辺の生活環境及び自然環境保全は不可能」とし、辺野古移設案を事実上否定した。
 沖縄防衛局による県庁への未明の評価書搬入、アセス手続きの最終局面となる評価書で垂直離着陸機MV22オスプレイ配備を記載したことも批判した。宮城会長は「これだけの事業が行われる中で、海域などの自然環境保全や航空機騒音軽減など、評価書の内容では環境保全対策になっていない」と話した。 県知事意見の沖縄防衛局への提出期限は20日。【琉球新報電子版】
  


Posted by クイナ2号 at 18:28Comments(0)

2012年02月08日

佐藤学先生「課題浮き彫り 違法アセス」@沖縄タイムス

今日の「沖縄タイムス」文化面、佐藤学先生(沖国大)の寄稿です。

沖縄対外問題研 12日に報告会
課題浮き彫り 違法アセス(画像をクリックすると大きくなります)


沖縄対外問題研究会の月例報告会
「日本の未来を奪う辺野古違法アセス」
2月12日(日)午後4時〜
場所:琉球大学法文学部新棟
報告者:桜井国俊先生(沖縄大学)
参加無料、一般参加歓迎、のようです。

記事から一部抜粋します。

環境アセスの手続きは、法的にも科学的にも複雑である。しかし、何年にもわたるこの過程を追い、学んできた市民の厚い層が沖縄に存在し、そして、多くの市民が段階ごとに意見書の提出を行い、また、環境審査会の傍聴に足を運んできた事実は、称賛すべき沖縄の市民社会の到達点である。  


Posted by クイナ2号 at 18:23Comments(0)評論 辺野古アセス

2012年02月08日

審査会の答申、明日出されるそうです

地元紙の電子版には記事が見あたらないのですが。
県の審査会は、知事への答申を明日、8日に提出するようです。
答申の草案よりも、厳しい文言になる、と、7日の朝刊で報じられていました。
また、住民意見で多かった「やり直し」を求める意見も、前書きで記す、ともありました。

答申が出されたら、情報をUPします。
報道に注目くださいねキョロキョロ  


Posted by クイナ2号 at 00:55Comments(0)審査会情報

2012年02月05日

元アセス学会会長・島津康男先生の「評価書」への見解

日本環境アセスメント学会の元会長、島津康男先生が、辺野古アセス「評価書」に対する見解を、環境技術学会のHPで発表されています(1月12日)。
島津先生は『市民からの環境アセスメント——参加と実践のみち』(NHKブックス、1997年刊)をはじめたくさんの著作があります。
日本における環境アセスのパイオニアであり、事業者側がつくる結論ありきのアセスではなく、市民が参加し、主体となって行うアセスを提唱されてきました。
その先生が、辺野古アセスが日本における「ワースト1」のアセスである、と主張されているのです。

リンクをはっている「環境技術学会」のインデックスページから、「アセス情報」→「普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書への見解 (速報)」と辿って、お読みくださいませ。

環境技術学会  


Posted by クイナ2号 at 23:58Comments(0)みんなの意見書

2012年02月05日

第3回審査会報道 by OAM

沖縄初の市民メディア、沖縄オルタナティブ・メディアさんが、第3回のアセス審査会のもようを、報道してます。
新聞やテレビの報道では具体的には報道されていないかった、県のアセス担当事務局の、審査会への説明などが、詳しく書かれています。
以下はその部分の抜粋です。

答申(案)について事務局は補足説明をし、環境保全上問題があるということとアセス手続きをやり直す必要があるという2点の大きな問題があるとの基本的認識を述べ、前者について、「最終段階の評価書において、知事が個別具体的な意見を出すという意味あいは弱く、それを踏まえての表現となった」と説明。

後者については、条例によればオスプレイ配備は手続きやり直しに当らないということがひとつ、もうひとつは、前者との整合性の問題があると指摘。つまり「辺野古移設案は環境保全上問題がある」といいながらその手続きをやり直せということの矛盾。


リンク元で、全文をお読みくださいね。

沖縄オルタナティブ・メディア
「今回の評価書は間違っている」 辺野古アセス評価書審査会第3回
2012-02-01
  


Posted by クイナ2号 at 23:13Comments(0)報道された「評価書」

2012年02月05日

WWFジャパンの意見書です!

世界規模の自然保全団体WWF。パンダマークでお馴染みですね。
そのWWFジャパンが、意見書をまとめてHPで発表されていますキラキラ 
ジュゴンについて、陸域生物、海域生物についてのみならず、多岐にわたる項目で、辺野古アセス「評価書」にダメ出ししています。必見です。

WWF
WWFの活動
普天間飛行場代替施設建設事業に係る環境影響評価書への意見
2012年2月3日 意見書

  


Posted by クイナ2号 at 23:03Comments(0)みんなの意見書

2012年02月05日

日本自然保護協会が、意見書を出したよ!

「日本自然保護協会(NACS-J)」が、辺野古アセス評価書について、意見書を知事に提出し、同時にHPにて公開されていますキラキラ 

沖縄県知事あての意見書に加えて、各分野の専門家8人が評価書を検証した「理由書」があって、合計24ページ! えらいっ!スゴイ!
辺野古大浦湾の生物多様性に注目し、長年にわたって調査研究を行い、保護の啓発をおこなってきたみなさんが尽力された結晶です。
また、知事のみならず、防衛大臣と環境大臣にも意見書を送ったとのこと。

HPから、意見書の掲載ページの前書き部分を、お持ち帰りします。
この力作の意見書を、リンクをたどってぜひお読み下さいね!

日本自然保護協会
活動紹介 「沖縄・辺野古大浦湾の保全」

意見書
沖縄・普天間飛行場代替施設建設事業、7000ページの環境影響評価書はデータを恣意的に使い、評価と科学的論理を欠いている。

8名の専門家によって検証し、完成した24ページの意見書・理由書が破綻しかけている辺野古アセスの問題をあぶり出す!

 昨年末に沖縄県庁守衛室に持ち込まれた、7000ページの環境影響評価書。NACS-Jでは分析を進め、沖縄県が設けた環境影響評価書に対する意見募集に際し、評価書が科学的論理を欠いていることなどを指摘した意見を提出しました。また、写しを防衛大臣、環境大臣あてにも送っています。意見書には意見の概要を、それぞれの意見の根拠となる問題点、矛盾点の説明は理由書(下記PDFファイル)に記し、提出しました。沖縄県民の方々のがんばりにより、環境影響評価法の手続きには無かったことですが、このように市民やNGOが意見を述べる機会を得ることができました。これは、大きな前進です。
  


Posted by クイナ2号 at 22:34Comments(0)みんなの意見書

2012年02月03日

社説でダメ出し

今日が環境政策課が設定した、知事あての意見書締め切り日。
ということで(?)2日の社説を紹介します。辺野古アセス評価書に「ダメ出し」しています。

「琉球新報」
2月2日 社説 辺野古アセス 歴史の評価に耐えられない

 沖縄防衛局が名護市辺野古への米軍普天間代替基地建設に向け、県に提出した環境影響評価(アセスメント)評価書を審議する県環境影響評価審査会が終了した。
 2月上旬に予定される答申では、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備、大規模埋め立てによる動植物や住民生活への影響を指摘し「自然環境の保全は不可能」として、現行計画の見直しを求めることを確認した。
 審査会が評価書の科学性、信頼性を否定するのも当然だ。恣意(しい)的解釈と矛盾に満ちた7千ページにも及ぶ、ずさんな公文書との批判は免れまい。
 宮城邦治会長(沖縄国際大学教授)が審査会として現行計画による辺野古移設は認められないとの認識を重ねて表明した。
 多くの矛盾や疑問を抱えた評価書を基に、辺野古移設計画が進められれば、取り返しのつかない自然破壊、環境破壊が発生するのは明らかだ。
 評価書は「辺野古移設ありき」で科学的根拠を欠く記述が並んでいる。大規模な埋め立てがもたらす潮流変化など自然環境への影響評価は十分示されず、ジュゴン生息調査の不備も指摘された。
 オスプレイ配備や騒音悪化に対して、住民意見を示す機会も奪ってしまっている。高温の排ガスの影響予測などもない。3回の審査会では、委員や住民から「ずさん」「恣意的」「影響を過小評価している」などと批判が噴出した。
 最終的に委員から「評価書は間違っている」「環境保全ができない」などと酷評される評価書とは一体何なのか。歴史の批判に耐えられる評価書とは到底思えない。
 「史上最悪」と専門家らの厳しい意見が相次ぐ、アセスの名に値しない代物を環境省は黙って見過ごすのか。環境省の存在意義、この国のアセスのレベルさえも疑われる事態だ。
 今後行われる知事意見の取りまとめは、審査会で出された各委員の見解、住民意見を十分に反映させるものにしてほしい。
 仲井真弘多知事には「辺野古移設を実現させる」ためだけの目的で作成された評価書の欺瞞(ぎまん)性、不当性を指摘し、国の不誠実さを強く批判するよう求めたい。
将来に禍根を残さないため「辺野古移設は非現実的だ」と政府に粘り強く主張していくべきだ。


(赤字強調は引用者によるもの、「激しく同意」した部分です。)  


Posted by クイナ2号 at 03:27Comments(0)報道された「評価書」

2012年02月02日

住民意見駆け込み書き込みのススメby合意してないproject

ブログ「合意してないプロジェクト」さんが、2月3日締切の、辺野古アセス「評価書」への住民意見を書くための、情報まとめを記事にされています。
意見書書式のPDFや、電子版には載っていない「琉球新報」のアセス審査会「答申案(要旨)」記事まで掲載されています。スバラシイ〜ラブ
当ブログもご紹介いただき、恐縮するやらありがたいやらハート

ステキな記事です、リンクからどうぞGOOD

ブログ「合意してないプロジェクト」
2月1日 アセス評価書への意見、2月3日(必着)締め切り迫る
  


Posted by クイナ2号 at 02:01Comments(0)意見書を出そう!

2012年02月02日

審査会への住民意見、どんな意見が出されたのかな?

アセス審査会へ出された住民意見が、どんな内容のものが集まったのか、「沖縄タイムス」が記事にまとめています。
ジュゴンが最多で23件、ふむふむ。
一覧表もまとまっていて、ナルホド、な記事です。
沖縄県あての意見書の締切が、審査会が終了しても2月3日まで受け付けていることも、ちゃんと書かれていて、良い記事だ〜ニコニコ

沖縄タイムス
1月31日 アセス住民意見 ジュゴンに最多23件

 米軍普天間飛行場の移設に向けた環境影響評価(アセスメント)評価書について、県が受け付けている住民意見の提出期限が31日であと4日に迫った。法や条例では定められていない異例の対応で、県が事業者の沖縄防衛局へ提出する知事意見の参考にする。

 県アセス審査会が26日までに受け付けた意見は73通135件で、同日の第2回審査会では市民が環境保全の見地から意見を述べ「方法書からやり直し」を求めた。

 第3回会合は31日、宜野湾市内で開かれ、答申案を議論するが、市民の意見をどこまで盛り込むのか焦点の一つとなっている。

 審査会への意見で最も多かったジュゴン(23件)について、ジュゴンネットワーク沖縄の細川太郎事務局次長は「航空機騒音によるジュゴンへの影響が矮小(わいしょう)化されている」と指摘。評価書では、県内最大規模と言われる辺野古沖の海草藻場をジュゴンが利用する可能性が低いとしており、委員からも疑問の声が上がっている。

 評価書で初めて示された垂直離着陸輸送機MV22オスプレイに関する意見は20件。普天間爆音訴訟団の島田善次団長は、施設間移動で住宅地上空を飛ぶ可能性に触れ「集落を通過しないという記述は実行不可能」と訴えた。委員らは低周波音や高温排気の予測・評価が不十分とし「やり直し」を求めている。

 意見の提出希望者は、県環境政策課がホームページ(HP)に掲載している様式に記入し、2月3日までに郵送かファクス、メールで提出する。評価書の内容は沖縄防衛局がHPで公開している。
  


Posted by クイナ2号 at 01:44Comments(0)みんなの意見書

2012年02月02日

第3回審査会、地元紙の報道

1月31日に開催された第3回審査会では、答申案の検討をしました。
「沖縄タイムス」「琉球新報」共に、委員の先生たちの発言要旨や、答申案の内容を、工夫をこらして報じていました。
審査会に詰めた記者のみなさんの尽力が紙面に現れています。(沖縄防衛局真部局長の宜野湾市長選挙不正介入という大ニュースで、少々横に置かれていますが…ガ-ン
電子版のリンク集を掲載します。

「沖縄タイムス」
1月31日 アセス再実施 知事意見での「配慮」求める

2月1日 アセス審、辺野古否定「環境保全に問題」
    知事意見で「中止」期待 審査会答申案

「琉球新報」
1月31日 辺野古アセス審査会 手続きやり直し、県の十分な配慮求める
2月1日 辺野古見直し答申へ 県アセス審「環境保全は不可能」


ついでに、全国紙の電子版のリンクもメモします。

「朝日新聞」1月31日 辺野古移設は「環境上、問題」 沖縄県審査会が答申

「毎日新聞」2月1日 在日米軍再編:普天間移設 移設否定「表現強化も」 審査会会長が示唆--辺野古アセス答申案結論

「読売新聞」1月31日 辺野古移設を事実上否定…「環境上問題」答申案  


Posted by クイナ2号 at 00:13Comments(0)報道された「評価書」

2012年02月01日

第3回審査会、TVの報道は…

第3回の審査会を、TV局各社はどう報じたか。
動画も見ることが出来るうちに、ぜひ、リンク先でお確かめください。

OTVニュース
環境影響評価審査会 辺野古移設「環境保全上 問題」
12/01/31 (火) 19:02

 普天間基地の移設に向けて国がまとめた環境影響評価書を審査する会合が開かれ、名護市辺野古への移設は環境保全上問題があるとの答申案が示されました。

 3回目となったきょうの会合では、審査会がまとめた25項目にわたる知事意見への答申案が提示されました。この中では評価書で追加されたオスプレイの配備について、関係市町村が意見を述べる機会がなく、適切な手続きとは言い難いとしたほか、環境保全上も重大な支障が生じるおそれがあるとしています。また安部集落で基準値を上回るとされる低周波音について、「飛行回数はわずかで必ずしも影響が出るとは限らない」と記載されている事についても具体的な根拠を欠くとしています。県環境影響評価審査会宮城邦治会長「(環境に対する評価の)整合性がちゃんととられるような事業なのかという事、もしそうでなければ、環境上に重大な影響がある、問題があると言わざるを得ませんので評価書の審議は今日で終了しました。審査会では委員の意見を集約した上で来週にも県に答申する予定です。


RBCニュース
アセス審査会「辺野古移設は環境保全上問題」
更新日: 1月31日火曜日

 普天間基地の名護市辺野古移設に向けた環境影響評価書について、県の審査会は「環境保全上問題がある」として、事実上、辺野古への移設自体を断念するよう知事に答申する方針です。
 環境影響評価書に対する3回目の審査会がきょう午前開かれ知事意見の参考となる答申案について協議しました。
 答申案では、MV22オスプレイが最終段階の手続きである評価書で初めて記載されたことに「環境アセス制度の趣旨から問題がある」と後出しの手法を強く批判するなど、25項目にわたり環境への影響を懸念する意見が並んでいます。
 その上で、評価書が結論部分で「環境保全上、特段の支障は生じない」としているのに対し、答申案では「事業は環境の保全上、問題がある」と反論。
 事実上、辺野古への移設計画自体を断念するよう求める内容となっています。
 審査会は来週にも県に答申を行い仲井真知事はこれを受けて来月20日までに国に知事意見を提出します。


QAB ステーションQ
第3回アセス審査会 答申の中身を審議
2012年1月31日 18時32分

 普天間基地の辺野古移設に向けた環境影響評価書について審議する3回目の審査会が31日に宜野湾市で開かれました。
 会場にはおよそ100人の傍聴人が集まり、委員の審議の行方を見守りました。これまでの話し合いをもとに事務局が提出した「答申案」では、今回の事業を進めることは「環境保全上問題がある」と指摘し、その理由として、オスプレイ配備の後出しや騒音、ジュゴンの調査など、25項目の不備を挙げています。
 審査会で辻委員は「一旦やってしまうと、途中でそれが中止になっても後戻りがきかない。破壊的な影響を後に残す。禍根を残すことになる」と話し、堤副会長は「最後の評価が間違っているということを明確に言ってしまう必要があるんじゃないか。環境を保全できないと、はっきり言ってしまう方が良いと思います」と話します。
 また、住民や委員から方法書段階からのやり直しを求める意見が相次いだことが前文に記されたほか、審査会の手続きが法定されていない埋め立て事業についても「環境保全上問題がある」とする意見を付けるなど、異例づくめの答申案となりました。
傍聴した人は「事業自体が間違ってるというのは委員の方もおっしゃってましたけど、県の態度がすごく消極的だなと思う」、別の人は「はっきりもう無理なんだということをちゃんと伝えてほしい。最後に委員の方々も、もっと厳しい答申にしたほうがいいということを言ってたのでその通りだと思います」と話していました。
 また宮城会長は「委員の意見だけではなくて、先般ありました住民の意見も極力取り入れるような努力をした結果の意見だと思います。それを事業者がしっかり受け止めてほしいような文面にしたい」と話しています。
 正式な答申は2月10日頃に予定されていて、その後、答申を基に「知事意見」がまとめられ、2月20日の期限までに国に提出されます。
  


Posted by クイナ2号 at 00:56Comments(0)報道された「評価書」